【渓流ルアータックル用語集】今さら人に聞けない専門用語を網羅!

渓流ルアー釣りのタックルに使われている専門用語集です。
特に最近は、ルアーフィッシングのタックル関係の用語に横文字(カタカナ)が多く使われています。
その中には難解なものや、以前聞いたんだけど忘れてしまったというものもあるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決する為に、初心者はもちろん今さら人に聞けないと思っているベテランアングラーも参考にできる情報をまとめました。

ロッド編

あ行

アクション

ロッドの「調子」の意味です。「プログレッシブアクション」のように調子を表す他に、「ウルトラライトアクション」のようにパワーを表したり、「スローアクション」のようにテーパーを表す時にも使われます。

アルコナイト

SiCとOリングの中間グレードのガイドで、日本の富士カタログには載っていないが、中低価格品のロッドに採用しているロッドメーカーがあります。

アンサンドフィニッシュ

ロッド表面の研磨(サンディング)と塗装を省いた仕上げのことをいいます。最外周のカーボン繊維を切断しないので強度や軽さに優れるといわれています。

エンドキャップ

グリップエンドに付いているキャップの事です。

Oリング

アルミナセラミックを使った普及型リングの富士工業の商品名です。海外では高級品にも使われる実績があります。ハードリングともいいます。

か行

カーボン

アクリル繊維を高温で焼成して作る繊維のことをいいます。軽さに対して強度と弾性率が高い為、航空宇宙、スポーツ用品など様々な用途に使われています。現在のロッドはほぼカーボン繊維をエポキシ樹脂で固めたものです。グラファイトともいいます。

ガイドセッティング

どの位置にどのサイズのガイドをいくつ付けるかということです。ロッドの特性が大きくかわります。近年はPEラインの普及などで小口径多点化が進んでいます。

グラス

グラスファイバー(ガラス繊維)で出来たロッドやその素材を指します。グラスは科学素材としては最も早く釣り竿に用いられました。カーボンより重く感度に劣りますが、しなやかさと独特の味を求めるアングラーは少なくありません。

K-Rコンセプト

2011年に打ち出されたガイドシステムで、ティップにニューガイドコンセプト以上に小さいKガイドをより多く装着し、バット部にハイフレームのKガイドを使用したものです。

Kガイド

2009年に発売されたPEラインの絡み付きを防止するフレーム形状のガイドの総称をいいます。現在のガイドはほぼ全てこのタイプです。

コンポジット

合成物、混合物の意味です。25tと30tのカーボン、カーボンとグラスなど異種材料を同時に巻き込んだロッドを指す時に使われます。

さ行

SiC

ガイド素材として最も硬いシリコンカーバイトを用いたリングです。トルザイトの登場までは最高級品で、1981年の発売以降現在も最も幅広く使われています。

シャフト

ブランクをこう呼ぶ場合があります。

ステンレスフレーム

最も一般的なガイドフレーム素材です。トルザイトを除くガイドリングと組み合わされます。現在は磨き(ポリッシュ)仕上げのPフレームが一番多くなっています。

スピゴットフェルール

ロッドの継ぎ目部分の方式で印籠継ぎのことを指します。ルアーロッドは逆印籠継ぎです。スムーズな曲りと高級感が特徴です。

スペーサー

ロッドの場合、リールシートのフード間にあるウッドやコルクなどの部分を指します。

スローテーパー

テーパーが弱く全体に曲がるロッドの調子のことをいいます。胴調子ともスローアクションともいいます。

セクション

「部分」の意味です。ロッドの場合、「ティップセクション」「バットセクション」などというように使う。

ソリッド

中身の詰まった中実構造を指します。ロッドなら通常のパイプ構造ではなく中心までカーボンやグラスが詰まったもので、細く曲がりやすい半面重い為、ティップの一部や全長の短いものに使われることがあります。

た行

多重プライ

薄いカーボンシートを何層にも巻いてロッドを作ることをいいます。ブランクに背骨ができにくく、違うカーボンを巻くことで調子を出しやすくなります。マルチプライともいいます。

弾性率

物体の伸びにくさを表す数値です。カタログの「~トンカーボン」が弾性率です。弾性率の高い材料ほど細く軽いロッドが作れるが、半面脆くなる場合もあります。高弾性率のものを「高弾性カーボン」と呼ぶが基準はありません。

チタンフレーム

ガイドフレームの材料のうちでも高級なものになります。海水でも錆びずステンレスよりも軽いため高級ロッドに使われます。トルザイトリングやSiCリングと組み合わされます。

チューブラー

「管の」の意味でソリッドの反対語として特にロッドに使われます。一般的なロッドはほとんどがこの構造です。ソリッドブランクに対してチューブラーブランクなどと使います。

ティップ

ロッドの先端部のことです。穂先ともいいます。チューブラーティップ、ソリッドティップなどというように言ったりします。先だけが柔らかいロッドを「ティップアクション」と呼ぶことがあります。

低樹脂カーボン

カーボン繊維を固める樹脂分を減らして性能を上げたロッド素材のことです。「低レジンカーボン」「高密度カーボン」などともいいます。

テーパー

ロッドが先に向かって細くなることやその度合いをいいます。「スローテーパー」は胴調子、「ファストテーパー」は先調子です。

Top Dia/Butt Dia

Diaはdiameterで直径を指します。日本の竿のカタログにある先径/元径のことをいいます。

トルザイト

2013年発売の最新最高級のガイドリングです。割れにくいセラミックを用いることで、他のガイドよりもリングを薄く設計し、軽量化、大口径化によるサイズダウンを追求したものです。富士工業の商品名です。

な行

ナノアロイ

カーボン繊維を固める樹脂を強化する東レの技術で、これを使用したロッドであることを示します。

ニューガイドコンセプト

富士工業が1995年に打ち出した、それまでよりも小型のガイドを多数つけ、バット寄りのガイドをハイフレームにしたシステムのことです。

は行

ハイフレーム

脚を長くしてスピニングリールから放出されたラインがブランクを叩かないようにしたガイド形状のことをいいます。

バット

竿の元の部分をいいます。2ピースロッドの元側を指すこともあります。「バットパワーのあるロッド」や「バットが強い」などというように使います。

パラボリック

「放射線状の」という意味です。放射線のようなカーブを描くロッドのアクションを「パラボリックアクション」といいます。「胴調子」と同じ意味と考えてもいいです。

ファーストテーパー

テーパーが強く先の部分に曲がりの中心があるロッドの調子をいいます。キャストの方向性が付やすいです。ファーストアクションともいいます。

富士工業

国内で販売されるロッドのほぼ全てのガイドを製造する静岡のロッドコンポーネントメーカーです。

プットオーバーフェルール

「逆並継ぎ」のことをいいます。印籠継ぎよりパーツが少ないため軽く低コストです。胴にかかる調子が出やすい。「フェラライトフェルール」はこの方式を最初に採用したフェンウィック(米国のロッドメーカー)の商標です。

プライウッド

薄い木の板を何層にも重ねて接着した材料です。リールシート部のスペーサーに用いられます。

ブランク

ロッドのガイドやグリップを除いたシャフトの部分をいいます。「白紙の」の意味で、自作用のシャフトだけのロッド素材を「ブランク」と呼ぶところからきています。

プログレッシブアクション

曲りの頂点が先から元へスムーズに移動していくロッドの調子をいいます。幅広いルアーや魚の引きに臨機応変に対応することができます。「可変テーパー」とも表現されます。

ベリー

ロッドの場合「お腹」という意味から、中間部や主に曲がる部分を示します。

ベンドカーブ

荷重が掛かった時に竿が描くカーブのことをいいます。曲りの中心がどこにあるかで竿の特性が分かります。Bendは「曲り」という意味です。

ボロン

タングステンにホウ素(ボロン)を蒸着させたもので、高弾性カーボン同等の40tの弾性率を持っています。トルク感など独特のフィーリングを求めて高級品に使用されています。

ま行

モデレートアクション

「適度の」「穏やかな」の意味です。レギュラーからスローテーパー気味のロッドです。

ら行

リフティング

ロッドで持ち上げる能力をいいます。「リフティングパワー」など、ロッドパワーといった意味で使われます。

レジン

樹脂のことです。ロッドはカーボン繊維を固めるエポキシ樹脂を指します。グラスロッドは昔、ポリエステル樹脂でしたが、現在はエポキシが主流となっています。

リール編

あ行

オシュレーション

振動、振幅といった意味です。リールの場合、スピニングリールのスプール往復運動を指します。オシレーションと表記する場合もあります。

か行

ギア比

リールのギアの歯数比のことです。5対1のギア比なら、ハンドル1回転でスピニングならローター、ベイトならスプールが5回転します。「5:1」などと表記しますが、後半を省略して「5」などと表現することが多くなってきました。

剛性

力を加えた時のたわみにくさをいいます。リールの場合、ボディ剛性が高いと巻き上げ時のしっかり感につながります。「強度」や「耐久性」と混同される場合が多いですが、あくまで「たわみにくさ」を表します。

さ行

最大ドラグ力

メーカー規定のトルク(一般の人が目いっぱい締める程度)でドラグノブを締め付けた時のドラグ力をいいます。

実用ドラグ力

シマノが採用している表示で、ドラグノブの締め込みとドラグ力が比例する限界点のドラグ力をいいます。

シャロースプール

浅溝スプールのことをいいます。胴部を太くして、必要な太さの糸を必要なだけ巻けるようにしたものをいいます。現在では使用される糸が細い事とPEの普及で、かなりの割合がこのタイプです。

ストッパー

逆転止め機構のことをいいます。アンチリバースともいいます。最近は逆転の遊びがないものがほとんどです。切り替え機構を省き、常時ストッパーオンのものもあります。

スプール径

スプールの直径のことをいいます。リールのサイズを示す有効な数値です。たいていは前ツバ部の最外径が表示されます。

た行

ダイキャスト

熱して溶かした金属を、金型に高圧で流し込む「金型鋳造(かながたちゅうぞう)」のことをいいます。リールのアルミやマグネシウムのボディ、アルミスプール、亜鉛ギアなどの生計に使われます。

大口径スプール

直系の大きなスプールをいいます。径が大きい分、ラインにクセがつきにくく、飛距離に有利となり、同じギア比でも巻き取りが速くなります。ただし、近年は細いPEの普及で、必ずしも大口径が有利とは限らなくなってきました。

鍛造

金属を強い力で金型に押し込んで成型する方法をいいます。熱間鍛造と冷間鍛造があり、リールではアルミ冷間鍛造品がギアやスプールに用いられます。素材が強化されるため、肉を薄くして軽量化も可能になっています。

ドライブギア

ハンドルに繋がっている主ギアをいいます。メインギア、マスターギアとも呼びます。

は行

ピニオンギア

ドライブギアとかみ合う小歯車のことをいいます。スピニングならローター、ベイトならスプールに繋がっています。

ベアリング

軸受けのことをいいます。「ボールベアリング」は玉軸受けで、摩擦を大幅に減らして回転を軽くします。「ローラーベアリング」は逆転止めの働きをするワンウェイクラッチを指します。

平行巻き

昔はスピニングリールのスプール往復機構のうち、等速で往復するものを特に「完全平行巻き」「平行巻き」と呼んでいました。しかし、現在ほぼ全てのリールが等速往復になったため、あえて平行巻きとは言わなくなりました。現在は「前巻き」「後ろ巻き」に対して使われることが多いです。

ま行

マシンカット

切削加工のことをいいます。他の加工法に対して生産効率は落ちるものの、制度があげられるのがメリットです。リールの部品の他、質感の良さからロッドグリップのアルミパーツなどにも使われます。

わ行

ワンウェイクラッチ

一方向にしか回らないローラーベアリングのことでストッパーに使われます。ワンウェイベアリング、ローラークラッチなどとも呼ばれます。逆転の遊びがないため、現在ほぼ全てがこの方式です。

ライン編

あ行

IGFA規格

表示強度で必ず切れるため、インターナショナル・ゲーム・フィッシング・アソシエーションの記録申請ができるラインのことをいいます。

イザナス

PEラインに使用されるポリエチレン繊維で東洋紡の商品名です。ダイニーマからの商標変更でこの名称をうたうPEラインが多くなりました。

エステル

ポリエステルラインのことをいいます。フロロより高感度で、ナイロンとフロロの中間比重になります。吸水性がなく硬いため高耐久性をほこります。ごく細いものがライトソルトやエリアトラウトに使用されています。

か行

吸水性

ナイロンが空気中や水中の水分を吸収する性質のことです。吸収すると柔らかくなって強度が落ちます。フロロカーボンとPEは吸水性がありません。

強力

一般的には「強度」といいますが、ラインメーカーではラインの強さを「強力」、ライン材料の強さを「強度」と呼ぶことがあります。

結束強度

ラインを結んだ時の強さをいいます。通常は直線強度よりも落ちます。

さ行

伸度

ラインの伸びをいいます。小さいほど感度がよく、大きいと耐衝撃性がよくなります。

た行

耐光性

ナイロンは紫外線によって強度が落ちますが、それに対する耐性です。添加剤やコーティングで向上させます。

ダイニーマ

オランダのDSM社の高分子ポリエチレン糸の商品名です。PEラインの素線になります。

耐摩耗性

ガイドや岩との摩擦に対する強さをいいます。

直線強度

結んでいない部分のラインの強さをいいます。

な行

ナイロン

最も古い釣り糸素材で、しなやかで扱いやすく安価です。半面吸水性や紫外線の影響で強度が低下する弱点があり、ラインメーカーはコーティングなどでこれらを抑えています。

は行

PEライン

高分子ポリエチレンの編み糸です。ナイロンやフロロよりはるかに高い直線強度と高感度が特徴で現在主流になっています。ただし、扱いに慣れが必要で特殊なノットが必要になります。

比重

1立方cmあたりの質量をいいます。ナイロン1.14、フロロカーボン1.78、PE0.97、エステル1.38です。

フロロカーボン

ナイロンより高比重で硬く吸水性のない素材です。トラウトの場合メインラインとしてよりもPEラインのショックリーダーとして使用されるのが主になっています。

平行巻き

ライン同士が重ならないように整列巻きしたものです。糸ツブレが起きません。

ポンドテスト

ライン強度を表す数値です。1ポンドは約450gです。

ま行

マーキング

アタリをラインで取るために部分的に着色したものです。

マルチフィラメント

モノフィラメントに対して複数の糸を編んだものです。PEラインが相当します。

道糸

メインラインのことです。日本の釣りで、ハリス(リーダー)に対して道糸と呼んでいます。

モノフィラメント

単線のことです。ナイロン、フロロカーボン、エステルが相当します。

ルアー編

あ行

アイ

ラインを結ぶアイのほか、プラグの目を指すこともあります。

インジェクション

射出成型のことをいいます。樹脂を金型に流し込んで作る方法をいいます。プラスチックプラグはたいていこの方法で作られます。

ウォブリング

ミノーなら腹のフックを中心にX状にボディを振って泳ぎます。スプーンならラインアイを中心にお尻を振りながら泳ぎます。

ウォブンロール

ウォブリングとローリングを併せ持つ泳ぎのことをいいます。

オフセットリップ

ボディと一体になったリップのことです。トラウトミノーでは「ドリフトトゥイッチャー」などが採用しています。

か行

固定ウエイト

重心移動に対し、ウエイトが固定されているタイプです。飛距離は劣るが、流水中での安定性に優れています。

さ行

サーキットボード

電子部品に使われる基盤用素材のことで、ガラス繊維をエポキシで固めてあり、薄くて強い素材です。薄さを生かしてプラグのリップに使われます。

シャッド

北米のニシンの仲間です。これに似たやや体高があり薄い形のプラグをこう呼びます。

スプーン

食器のスプーンの頭のような形状をしたルアーのことをいいます。湖に落としたスプーンを鱒が咥えていったのがルアーの起源といわれています。

重心移動

プラグ内部のウエイトを、キャスト時は尾部に、リーリング時は前部に移動させて、遠投性を向上させる構造のことです。バランスを崩しやすくなったり音が出たりしますが、これが喰いを誘発するともいわれています。マグネットやシャフト支持で改良した製品もあります。

ジョイントミノー

ボディが2~3分割されたミノープラグのことをいいます。「ジョイントラパラ」などがそうです。

た行

タイトウォブリング

振幅の小さなウォブリングアクションをいいます。

タングステンウエイト

鉛よりも比重の高いタングステンのウエイトのことです。ウェイトを小さくできるのが利点です。

ティープダイビングミノー

きわめて長いリップを持ち、深く潜っていくミノープラグをいいます。渓流でのレンジキープ、サクラマス用に用いられることが多いです。

テール

ミノープラグなどの尾のことをいいます。

は行

ハンプバック

猫背の意味です。カラフトマスの雄など、セッパリのサーモンの他、同様に背の出っ張ったミノーなどを指します。

プラグ

ミノーやクランクベイトなど、魚の形を模したルアーの総称のことです。樹脂や木材で出来ていて、多くのものはリップと呼ばれる抵抗板の働きで泳ぐルアーのことです。

フラッシング

ミノープラグなどが光を反射してきらめく事をいいます。

フラッタリング

羽ばたくという意味です。水面で昆虫が動き回るように、もしくは水面に落ちてもがいているようにルアーを操作することをいいます。小型のトップウォータータイプのルアーで行う事が多いです。

ヘビーシンキングミノー

内蔵ウエイトが比較的重く、サイズの割に重いシンキングミノーの総称です。飛距離が出て、深場を攻めやすいのが利点です。

ベリー

腹の意味です。ルアーの場合はプラグの腹を指します。オレンジベリーなどのように使われます。

ベンド

曲りの事です。スプーンの曲線部分のカーブなどを指したり、ロッドの曲がり具合を「大物が掛かってロッドがフルベンドした」などのように表現する場合もあります。

ホログラム

プラグやスプーンの表面に使用される、プリズム効果で光を虹色に反射するシートのことです。魚への効果の他、店頭で人の目を引く効果があると語るルアーデザイナーもいます。

ら行

リップ

唇の意味です。プラグの前面にある抵抗板を指します。ここに水を受ける事で潜行し、アクションを起こします。角度や形状、サイズでプラグの性質が決まります。

リップレスミノー

リップを持たないミノーをいいます。通常のミノーより穏やかな泳ぎをします。リップが無い分、遠投性が良いが、渓流用の種類は少ないです。

リフレクション

反射のことです。

レスポンス

反応のことです。ロッドアクションに反応が良いミノーをレスポンスが良いなどといいます。

ローリング

ウォブリングに対し、ボディをロールさせて泳ぐルアーのアクションのことをいいます。両者の交ざったアクションはウォブンロールと呼びます。

わ行

ワイヤースルー構造

ソルトウォーターの大型プラグなどでよく採用される構造で、アイのワイヤーを貫通させた高強度構造のことをいいます。

フック編

あ行

アイ

スプリットリングを通す穴のことです。スプーン用が横アイ、プラグ用が縦アイになっています。

アシストフック

海のメタルジグのフロント側に付ける手巻きアイのフックのことです。まれにトラウト用スイミングフックをこう呼ぶことがあるが、本来リアフックのアシストとしての意味をもっています。

ウィードレス

バス用フックなどで、フックポイントをガードしてウィード(藻)が掛からないようにしたものです。もしくはそうした効果のことをいいます。

か行

カーブポイント

内側にカーブした針先のことです。シワリ、ネムリとも呼びます。

化研

化学研磨のことです。薬品で金属表面をわずかに溶かして滑らかにすることです。針先の研磨跡を消し、耐久性を増すことができます。

カンヌキ

魚の口の端の部分のことです。ここにフッキングすると外れにくいです。

ケブラー

防弾チョッキにも使われるアラミド繊維のことです。スイミングフックのアイに使われます。デュポン社の商標です。

さ行

先出し

針先がやや外を向いているものをいいます。先出しのシワリやネムリに対し、掛かりは早いが刺さる力は弱いです。

シワリ

ハリ先が内側に反っていることをいいます。魚のノドでは掛からず口からアイが出てから掛かるものです。刺さる力は強く、ネムリとも呼ばれます。

スイミングフック

エサ釣り用の針にケブラーやダクロンなどのアイを手巻きしたものをいいます。柔軟性のためバレにくいです。天国バリ、地獄バリとも呼ばれます。

ストレートポイント

まっすぐな針先のことです。

た行

チヌバリ

スイミングフックによく使われるチヌ(クロダイ)釣り用の針のことです。

ティアドロップアイ

涙滴形のアイをいいます。

な行

ネムリ

シワリと同じだが、先だけが急激に曲がったものを特にネムリというメーカーが多いです。

は行

バーブレスフック

「バーブ」(かえし)が無いフックのことです。刺さりが良く、魚へのダメージが少なく、人間への安全性が高いフックです。ペンチなどでバーブを潰して作る事もできます。

ハンドタイイング

スイイミングフックやフライ、フックのバックテイルなどを手巻きすることです。

平打ち

フックの軸をプレスして金属組織を強化することをいいます。

ファインワイヤー

細いワイヤーや細軸フックを指します。

ブレイデッド

編むことをいいます。ダクロンなどのブレイデッドラインはスイミングフックのアイに使われます。

ま行

丸セイゴ

エサ釣り用の針です。スイミングフックの材料によく使われます。

ら行

ラウンドアイ

円形をしたアイをいいます。

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