トラウトガムは管理釣り場で絶大な威力を発揮します。
この記事では簡単に巻けるノーマルタイプ、沈下スピードを少し早くできるビーズタイプ、フックポイントが上向きになることで根掛りの少ないキールタイプの3種類を紹介します。
どのタイプも良く釣れますので、管理釣り場に行く際はフライボックスにストックしておきたいパターンの1つです。
トラウトガム(ノーマルタイプ/ビーズタイプ)
マテリアル
フック:TMC 3769 #10
スレッド:ユニスレッド 6/0
(ボディ材に合わせて任意のカラー)
ボディ/テイル:TMCトラウトガム
ビーズタイプの場合のみ:TMCゴールドビーズ(Mサイズ)
巻き方(ビーズタイプ)
①ビーズをフックに通した状態でバイスに固定します。
②シャンクの中央からフックベンドの手前までスレッドで下巻きします。
③後方側の下巻きが出来たら余ったスレッドをカットします。
④トラウトガムを任意の長さにカットします。
⑤トラウトガムをシャンクにスレッドで固定します。
⑥後方側が固定出来たら、トラウトガムを上にめくりあげてスレッドをシャンクに移動させます。
⑦ビーズがシャンクの中央くらいになるようにスレッドで固定します。(ビーズの前後にタスキ掛け)
⑧スレッドをアイの手前まで移動させます。
⑨トラウトガムをシャンクに沿わせ、アイの手前でスレッドで固定します。
⑩アイの手前でウィップフィニッシュをして、余ったスレッドをカットします。
⑪ヘッドセメントを結び目に塗布します。
⑫トラウトガム(ビーズタイプ)の完成です。
ちなみに、ノーマルタイプはスレッドで下巻きしてトラウトガムをシャンクに固定するだけ。
タイイング動画
キールタイプ・トラウトガム
マテリアル
フック:TMC 3769 #10
スレッド:ユニスレッド 6/0
(ボディ材に合わせて任意のカラー)
ビーズ固縛用ライン:バッキングライン等
ビーズ:TMCタングステンビーズ・プラス(Lサイズ)
ボディ/テイル:TMCトラウトガム
巻き方
①シャンク全体にスレッドで下巻きをします。
②ビーズ固縛用のバッキングライン等をスレッドで固定します。
③ビーズを固定したバッキングラインに通します。
④ビーズの前方側のバッキングラインをシャンクにスレッドで固定し、そのままアイの手前くらいまで巻き込んだ後にスレッドを後方側に移動させます。
⑤トラウトガムを2つ折りにして中央に切れ込みをいれます。
⑥ビーズが通せるくらいの大きさの穴をあけるイメージです。
⑦トラウトガムをシャンクの上方に重ねます。
⑧ビーズを穴から通した後にシャンクの後方側でスレッドでトラウトガムを固定します。
⑨前方側のトラウトガムをめくりあげて、スレッドをアイの手前まで移動させます。
⑩トラウトガムをシャンクに沿わせます。
⑪アイの手前でトラウトガムをスレッドで固定します。
⑫ウィップフィニッシュをして余ったスレッドをカットします。
⑬結び目にヘッドセメントを塗布します。
⑭キールタイプ・トラウトガムの完成です。
タイイング動画
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はトラウトガムを紹介しました。
このフライは、充分に水分をふくませて柔らかくなった状態で使用してください。
そして、できる限り水平にフォールさせる事を意識してください。
水平にフォールさせた時にアタリが集中します。
ボトムまでフォールさせた後は、ゆっくり引っ張りリフトさせ、また水平フォールを繰り返します。
尚、管理釣り場によっては使用が禁止されている場合もありますので、ルールを守って楽しむようにしましょう。