フライフィッシングのルースニング用マーカー(インディケーター)を自作してみました。
ドライウィングを使ったインディケータータイプと、シモリ玉を使ったマーカータイプの2種類を自作してみました。
どちらのタイプも簡単に作る事ができますし、取り付けや取り外し、位置の変更も簡単にできるタイプです。
ドライウィングタイプ
マテリアル
ウィング:ハイビズ・ドライウィング
スレッド:ユニスレッド 6/0
接続ループ:バッキングライン
作り方(ドライウィングタイプ)
①ハイビズ・ドライウィングを取り出し、往復させて折り返します。(量を多くすれば視認性も高く浮力も増しますが、その分 空気抵抗が大きくなりキャストし難く、水面に不自然な大きな影を落とすことになるので、ほどほどに。)
②折りたたんだハイビズ・ドライウィングの中央をバッキングライン等で固縛していきます。
③ユニノット等が簡単でやり易いかと思います。
④2回転か3回転で十分です。
⑤ゆっくり絞り込んでいきます。
⑥ハイビズ・ドライウィングの中央でしっかりと固縛します。
⑦本線ではない方の余ったバッキングラインをカットします。
⑧ハイビズ・ドライウィングをお好みの長さに切り揃えます。
⑨ダビングブラシでハイビズ・ドライウィングを梳(と)かしボリュームを持たせます。
⑩ループを作る為にバッキングラインを折り返します。
⑪スレッドで固定していきます。(往復させながら10~20回転)
⑫ハーフヒッチの要領で結んでいきます。
⑬ハーフヒッチで結べたら、余ったスレッドをカットします。
⑭折り返したバッキングラインの余りもカットします。
⑮結び目にヘッドセメントや瞬間接着剤を塗布したら完成です。
シモリ玉タイプ
マテリアル
ボディ:シモリ玉4号
接続ループ:不要になったフライライン(例:DT4F)
作り方(シモリ玉タイプ)
①シモリ玉の穴を両側から千枚通し等で拡大します。(後に通すフライライン2本分がギリギリ通る程度の穴)
②糸通しを通しておきます。
③バッキングライン等を折り返して糸通しに通します。(後にフライラインを引っ張り入れる為の補助糸になります。)
④糸通しで補助糸(バッキングライン)をシモリ玉に通します。
⑤ループが出来ている方にフライラインを通します。
⑥補助糸(バッキングライン)を引っ張り、フライラインをシモリ玉に通します。
⑦補助糸(バッキングライン)を外します。
⑧ループではない方のフライラインをシモリ玉の端でカットします。
⑨フライラインをカットした側に瞬間接着剤を塗布します。
⑩完成です。
リーダーへの取り付け方
分かり易くする為にリーダーの代わりにバッキングラインを使って説明します。
また、どちらのタイプも共通の取り付け方です。
①取り付けたい位置でリーダーを2つ折りにしてループに通します。
②通したリーダーをマーカーの向こう側に回します。
③軽く締めこみます。
④取り付け完了。
取り外しや位置の変更時は逆の手順で緩めます。
作り方の動画
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はフライフィッシングのルースニング用マーカー(インディケーター)を自作してみました。
ドライウィングを使用したタイプは空気抵抗が少なめなのでキャストしやすいですし、シモリ玉を使ったタイプは浮力に持続性がありアタリも分かりやすいというメリットがあります。
それぞれのメリットを生かして使い分けたり、好みの色にしたり、使うニンフの重さに応じてサイズを複数揃えたりするといいかと思います。